前回、スマホにおけるタップ関連の処理の実装に手間取ったということを書きましたが、
その一番の要因は実機でのテストプレイが大変だからですね。

今日は、Unityで作ったスマホゲームを簡単に実機でテストプレイする方法を紹介します!

なぜ実機(スマホ)でのテストプレイ・デバッグには時間がかかる?

パソコンでのテストプレイは再生ボタンをポチッと押すだけで可能ですが、
スマホでのテストプレイはそうは行きません。
まず、通常の実機確認の手順を整理しておきましょう。

  1. ビルド
    プロジェクトをスマホ用の形式にビルドします。
    これはプロジェクトの規模が大きくなれば大きくなるほど時間のかかる作業となりますね。
  2. 転送
    実機にデータを転送します。
    これもアプリのサイズが大きければ大きいほど時間がかかります

また、この過程では様々な設定を行ったりする必要もあり、小規模なものでも数十分から一時間程度を要することもあります。パソコンの性能に大きく左右されます。

手軽に実機(スマホ)でのテストプレイ・デバッグができるUnity Remoteとは?

上記のような問題を解決するために、Unity公式さんが作成してくれたツールが「Unity Remote」です!

通常、実機でゲームをプレイするためにはビルドが必要となりますが、
Unity Remoteでは、ビルドの必要がないパソコン上でのテストプレイをリアルタイムでスマホへ映し出します。
つまり、スマホからパソコンのテストプレイを遠隔操作するような仕組みになっています。

そのため、デメリットとして、操作遅延が発生することがあります。
極力パソコンやスマホを軽くして、スムーズに映し出されるように工夫しましょう。

Unity Remoteのメリット

  • ビルドの必要がないのですぐにテストプレイが可能
  • 転送の必要がないのでスマホの容量を圧迫しない
  • 無料
  • タップ、ジャイロ、加速度、GPS、カメラなど、基本的な機能が使用可能

Unity Remoteのデメリット

  • 操作・表示遅延が発生することがある
  • 常に有線で接続しなければならない
  • 画質・音質が落ちることがある
  • 複数のデバイスでの同時テストプレイはできない

Unity Remoteにも当然デメリットは存在しています。
ですが、SHINの環境では今のところそれほど気になってはいません。

簡単な確認はUnity Remoteで行い、定期的にビルドを行ってきちんとしたデバッグを行うのがバランスが取れて一番良いのではないでしょうか?

Unity Remoteの使い方

では、肝心の使い方を紹介していきますが、非常にシンプルです。

スマホにアプリをインストールするだけ!

  • Android アプリ Google Play からダウンロード
  • iOS と tvOS アプリ App Store からダウンロード

両OSとも、無料で使用可能です。

アプリをインストールできたら、スマホとパソコンを有線でつなぎ、
Unity側で簡単な設定を行います。

Editor 設定 (メニュー: Edit > Project Settings > Editor ) を開き、Unity Remote セクションから使用するデバイスを選択してください。

あとは、スマホアプリを起動した状態でパソコン側の再生ボタンを押します。

自分の場合、認識するまでに少し時間がかかりましたが、もしうまくいかない場合は、再起動などをしてみてください。


さてさて、このUnity Remoteの存在を知るまでは30分ぐらいビルドに時間がかかっていたのに対して、
わずか10秒ほどで実機テストができるようになったので、本当に、もう、時間を返せ!って感じです。

あまりにも衝撃的で、非常に有益な情報だったのでこの場で皆様に共有させていただきました。
時間を少しでも有効的に活用して、素晴らしいゲームをたくさん作っていただければと思います!